会社全体で外国人材を育てる意識を醸成し、
「ボーダレス企業」をめざす

会社概要

【製造】

株式会社かぶしきがいしゃ瑞光ずいこう

社員数 304名
住所 大阪府茨木市彩都はなだ2丁目1番2号
資本金 18億8,851万円
URL https://www.zuiko.co.jp

外国人社員について

外国人採用を始めた時期 2023年 外国人社員の人数 17名
外国人社員の国籍 アメリカ、インド、インドネシア、韓国、中国、ベトナム、ミャンマー、レバノン 職務内容 機械設計、電気設計、機械組立、機械加工、海外営業

MEET IN OSAKA 活用事例

  • 活用したこと

    1. 対面合同企業説明会(6月)

    2. 外国人材採用・定着セミナー(6月・11月)

    3. オンラインの人材検索・マッチングサービス

  • 結果

    2024年春入社 技術職の採用(国籍:ベトナム 1名)

  • 工夫・良かった点など

    1. 専門性のある理系人材を採用したかったため、敢えて合同企業説明会ではなく、大阪府のオンライン人材検索で対象となる人材を絞ってアプローチした。

    2. その結果、自社の求める理系人材且つ技術的な通訳もできる優秀な人材と出会えた。

    3. 今後も、外国人材採用・定着セミナーに積極的に参加して知見を蓄積し、自社で外国人材の入社手続きを完結できるようにしたいと考えている。

外国人材採用のきっかけ・取り組み

国内で圧倒的なシェアを誇る、衛生用品製造機械メーカー

瑞光は、紙おむつや生理用ナプキンなどの衛生用品製造機械を製造し、衛生用品メーカー向けに販売している会社です。国内では90%を超える圧倒的なシェアを誇っており、日本製の紙おむつや生理用ナプキンのほとんどは、当社の製造機械によって生産されています。
2000年代以降は全世界展開を見据え、アジアやヨーロッパ、南北アメリカなどでも製造・販売拠点を増やしてきました。衛生用品製造機械の製造・販売を通じて、世界中の乳児死亡率低下や女性の働きやすさ向上に貢献していることが、当社の大きな誇りです。

インタビューを受けていただいた
左:江田 妙子 氏(人事総務部)
中央:グエン・ホアン・ヴュ 氏(技術開発部/2024年入社/ベトナム国籍)
右:十倉 隆真 氏(人事総務部)

採用チャネルを増やし、希少なバイリンガル機電系エンジニアを獲得

2000年代に海外進出を始めたころから、外国人材が徐々に入社し始めましたが、当時は求人にたまたま外国人材が応募してきて採用に至るケースがほとんどでした。
当社が外国人材の採用を本格化したのは、2023年。コロナ禍が明けて採用競争が激化する中で、当社の製造プロセスで中核を担う機電系エンジニアを確保するのが難しくなったと同時に、国外の売上拡大に伴って海外のお客様を技術的にサポートする人材が必要になったことが大きなきっかけでした。
しかし、外国人材であっても英語と日本語の両方を話せる機電系エンジニアとなると多くはありません。そこで、少しでも応募者の母数を増やすべく、求人媒体や人材紹介会社など採用チャネルの幅を広げたところ、大阪府MEET IN OSAKAのオンラインマッチングにより、機械工学専門かつ通訳のアルバイト経験があるベトナム人留学生に出会いました。日本語レベルはN3と記載されていましたが、実際に面接してみると日本語でのコミュニケーション力が想像以上に高く、採用することにしました。

全長30mを超える衛材用品製造機械をオーダーメイドで製造・組立て

外国人材の活躍・定着への取り組み

三者によるメンター制度で、新入社員のあらゆる悩みをカバー

当社では、外国人社員も日本人社員と同じ育成方法を採用しています。仕事に慣れないうちから、追加で日本語学習を促すのも負担になると考え、本人の希望があれば日本語レッスンの提供なども行いますが、基本的に仕事の中で日本語を覚えてもらうようにしています。
技術的な通訳・翻訳能力を期待して採用したベトナム人のグエンさんは、業務の中で瑞光の機械に関わる日本語の専門用語を学びつつ、機械工学の専門知識を生かして自ら業務の幅を広げ、入社後1年も経たないうちに携わった機械設計の案件を成功させるなど、大きな成長を遂げています。
このように、入社後すぐに外国人材が活躍できる背景には、メンター制度によるシナジー効果があると考えています。新入社員は入社後半年間、3名のメンターと関わります。ヴュさんと同じ部署の中から選ばれた1名とは毎日。他部署から選ばれメンターとは週に1回、最後は、人事・総務のメンターが月に1回面談します。それ以降も各メンターと月に1回話せるという制度で、複数の相談先があることによりあらゆる悩みをカバーできることが大きな特徴となっています。
このメンター制度に注力した背景には、2023年より前に入社した外国人社員が定着しなかったことに対する反省がありました。外国人社員の思いや考えを十分に考慮できず、会社の基準に合わせるよう求めたことに原因があると考え、会社全体で「外国人材を育てる」という意識を根付かせることが必要だと考えたのです。結果的にメンター制度は功を奏し、外国人社員も仕事や職場にすぐに慣れ、安心して働いてもらえているように感じます。

メンター制度は、個人的な悩みや仕事での相談まで気兼ねなくできる

外国人材活用の今後の展望・将来像

​外国人管理職を増やし、誰もが活躍できる「ボーダレス企業」へ

外国人材採用を本格化する前から中国やブラジル、イタリア等海外で事業を展開していたものの、国内拠点の外国人社員は数少なく、採用のきっかけもキャリア採用か通常の応募で入社した外国人材の方々だったこともあり、日本の文化に溶け込んでいるケースがほとんどでした。
しかし、2023年以降は外国人社員の国籍が多様化し、文化や習慣の違いを実感することが増えたように感じます。ムスリムの社員のために、お祈りのスペースを確保するなどの取り組みを行うことで、日本人社員の多くが異文化に対する関心と理解をますます深めると同時に、「生理ナプキンやオムツ、マスクなどの衛生用品に対するニーズも国や文化によって大きく異なるはずだ」ということを実感し始めているように思います。
最近では海外現地でも採用を始めており、今後さらに強化していきたいと思っています。これまで現地で採用した外国人材は、入社時には日本語力に不安があったものの、働くうちにみるみる上達し、今では不自由なく日本語でコミュニケーションを取れています。これからは、借り上げ社宅制度などを通じて生活基盤の構築サポートを行いつつ、在留資格に関わる手続きも自社で行えるようにしていくことが目標です。入社前に内定者と直接やり取りする機会が増えれば、互いの信頼関係構築にも有効なはずだと考えています。
当社のビジョンは「ボーダレス企業」。異なった環境で育った社員が集まる中、それぞれが平等にチャンスを与えられ、活躍できるような職場をめざしています。そのためには、明確なキャリアパスを示し、ロールモデルとなる外国人管理職を増やしていくことが大切。ロールモデルがいることで、他の外国人社員のモチベーションも向上し、よりいきいきと働いてもらえると考えています。

コーポレートメッセージは『Make the Impossible Possible(不可能を可能にする)』、国籍にとらわれないボーダレス企業として常にチャレンジし続ける

Voice 企業からのメッセージ

失敗をおそれ、外国人材の採用にあと一歩が踏み出せないという会社も少なくないでしょう。それでも、まずは挑戦してみることをおすすめします。
当社も、外国人材が定着しなかった時期がありました。しかし、「Make the Impossible Possible(不可能を可能にする)」という経営理念をもとに外国人材採用に挑戦し続けた結果、課題が出てもその度対策を打つことで、乗り越えることができたのです。2023年に外国人材の採用を本格化してからは、多くの外国人社員が働き続けてくれています。
外国人材を採用に対する課題は企業ごとに違うため、受け入れ前に体制を完璧に整備することはこの上なく難しく感じると思います。だからこそ、「課題が出てきた時にしっかりと解決策を考えよう」といった姿勢で臨むことが大切。そうすれば、外国人材の採用に対するハードルは、それほど高くないことに気づけるはずです。

十倉 隆真 氏(人事総務部)

Voice 外国人材からのメッセージ

日本の大学院で機械工学を学んだものの、就職活動で内定を得ることができたのは通訳の仕事がほとんどで、自分の専門知識を活かしたいと思っていた矢先に出会ったのが瑞光でした。当初提示された職種は技術通訳・翻訳でしたが、機械設計に携われる可能性もあると知り、入社を決めました。
入社後は自社製品の手順書翻訳などに従事し、やがて国内の子会社へ納入する機械設計プロジェクトに関わることに。ベテランの上司と一緒に働くのはプレッシャーだった部分もあるものの、実際に機械が完成して試運転に漕ぎつけた際、子会社の担当者や上司から褒められて大きなやりがいを感じました。今後は、日本だけでなく世界各国のお客様とやり取りし、お客様の要望や現場の状況に応じた機械設計を行うことで、瑞光の海外事業の拡大に貢献したいと思います。
大阪で働き始めてまだ1年足らずですが、技術者向けのイベントや展示会が多いので、スキルアップには最適な環境だと感じています。また、毎日楽しそうに過ごしている人が周囲に多いからか、自分もいきいきと暮らせています。
これから日本で就職しようと考えている方は、単にお金を稼ぐための仕事ではなく、自分が本当にやりたい仕事を見つけるようにしてください。家族や友人と離れて暮らす寂しさがある中で、仕事でも辛さを抱えてしまうと行き詰まってしまいます。自分に合った仕事をすることが、人生の幸せにもつながるはずです。

グエン・ホアン・ヴュ 氏(技術開発部 /2024年入社/ベトナム国籍/機械設計職)​​

大阪府「令和6年度 外国人留学生等マッチング支援事業」は
大阪府より株式会社パソナが受託、運営を行っております。

【お問い合わせ先】
大阪府「令和6年度 外国人留学生等マッチング支援事業」
住所:〒530-0001 大阪市北区梅田一丁目13番1号
メール:globaltalent@pasona.co.jp
電話:06-7636-6060(月~金 9:00~17:30) 
FAX:06-7636-6381
受託期間:令和7年3月31日まで